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2017/07/01

夏越の大祓(なごしのおおはらえ)~大神神社~

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夏越しの大祓は、奈良時代の宮中行事であり、日本最古の宗教儀礼とも言われています。直径約2mの茅の輪をしつらえ、3度この輪をくぐる『茅の輪くぐり』。人形(ひとがた)を流して、半年間の厄落としを祈願します。旧暦の6月末に行われる「夏越の祓」は、半年分のケガレを落とす行事で、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。

大神神社では、6月21日から7月9日までの予定で、拝殿前斎庭に故事に因んだ三つの茅の輪、みわの茅の輪が設けられます。               

『茅』は『チガヤ』という植物で、鋭利な葉を持っています。古人がこの葉により身や心についた汚れをそぎ落とそうと考えたのが、儀礼のはじまりだそうです。

人形(ひとがた)とは、人の形を模した紙の形代(かたしろ)。人形に自分の名前や年齢などを書き、それで体を撫でて人形に罪やケガレを移し、身代わりとして神社に納めます。人形を川に流したり、篝火を焚いたり、水や火を使う神事で清め、厄を落とします。


冷房も冷蔵庫もない時代、蒸し暑くなる7月はしばしば病気がはやりました。体力も消耗するので、甘く食べやすいお菓子でエネルギーを補給し、厄祓いをしていたようです。

「夏越しの祓」の日に食べる伝統的な和菓子があります。「水無月」と呼ばれ、ういろうの上に邪気を祓うあずきがのった三角形のお菓子で、三角形は削りたての氷を表しています。
昔、宮中では旧暦6月1日に「氷の節句」が行われていました。冬にできた氷を山間の氷室(ひむろ)に貯蔵しておき、そこから取り寄せた氷を口にして夏を健康に過ごせるよう祈るというものです。
しかし、庶民にとって氷は高嶺の花。そこで氷をかたどった三角形の生地に厄除けの小豆を散らしたお菓子が作られたのです。「水無月」は庶民の氷へのあこがれからできた銘菓。現在では夏越の祓の日の和菓子として親しまれています。

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