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2016/03/07

お水取り~二月堂~

3132東大寺のお水取りは、正式には「東大寺修二会」といいます。修二会は、奈良時代に始まってから、1260年以上1度も途切れずに続いているという、貴重な行事です。

厳寒の奈良で行われる法会。今年は、いつもより少し暖かいような気もします。

「お水取り」というとまず、お松明の映像をよく見ますが、これそのものは「お水取り」ではありません。修二会の行法の中の「お松明(おたいまつ)」という儀式。行を執り行う11人の「練行衆」の道明かりとして燃えさかる松明を舞台の欄干に掲げます。 降り落ちる火の粉が無病息災をもたらすと言われています。

期間中毎日、夜の法要が始まる7時ころから、10本の松明が二月堂へ上がっていきます。12日は特別な日で、10本のたいまつの他に、ひとまわり大きな籠松明が上がるので、特に迫力があります。

ほとんどの人はお松明だけ見て帰ってしまいます。お松明は法要の「準備」。本来のメインである修二会の法要は、昼に2回、夜~夜中に4回の計1日6回行われます。

さてお松明が終わると皆さんぞろぞろと帰られるわけですが、お水取りはこれから。堂内に入ることが出来ます。中では滅多に見ることのできない法要が行われています。ここからは撮影禁止。

堂内はほぼ真っ暗。いくつかの灯明のみの灯りだけです。 行が行われるのは「内陣」というところ。

入ることが出来、間近で見ることのできる部分が「外陣」。ただし、女人禁制。男性のみしか入れません。 二月堂には、東西南北それぞれに「四方の局」という部屋があって、女性はそのエリアで、格子の間から中を覗き見るしかできません。中は暗く、格子などがあってよく見えないので、見学といっても聞くだけですが、神秘的な宗教行事を体験できるのは魅力です。

12日の夜中には、二月堂の下にある閼伽井屋(あかいや)で、観音様に供える「香水」をくみます。ほんとうの意味での「お水取り」です。これがあるので、修二会全体が「お水取り」と呼ばれるようになったんでしょうね。雅楽が流れるなか儀式が進みます。真夜中(1時ころ)だというのに、かなりの人出です。

真夜中に行われる、実に密教的な儀式。全ての儀式が終わるのは深夜です。私たちはもう少し見学していたかったのですが、電車の時間があったので、1時間ほどで帰りました。

33343536先日の結の会では、特注のお菓子、菊屋さんの「良弁椿」と、昨年のお松明で作ったという竹のお箸がお土産でした。

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